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唾液と健康


唾液にはいろいろな働きがあります。 食べ物の消化を助けるのは唾液の代表的な働きです。 うめぼしを見ただけで唾液が 出てくる条件反射は有名な話ですね。

唾液の中には消化酵素のアミラーゼが含まれていてでんぷんを分解します。 また、適当な粘り気があるため、パサパサの食べ物であっても、胃まで到達させることができます。

唾液は水分がほとんどですから食べ物を溶かす作用があります。 そのため、唾液によって食べ物が溶け、味覚を強めます。

唾液はお口のガードマンです。食べ物のカスを取り除いたり、プラークの増加を抑えたりします。 唾液に含まれる成分の殺菌作用によって微生物に対抗し、 口臭を防ぎ、歯と歯茎の健康を保つために大きな働きをしています。 驚いたことに、唾液には、私たちの食事に含まれる様々な発ガン性物質の毒性を消す効果が あると指摘する研究者もいます。

昔から「早食いの早死に」といわれていますが、噛む回数が少ないと それだけ唾液が混ざりにくく、それだけ、健康も損ないやすいということです。

また、発音をスムーズにしたり、表情を豊かに保つためにも唾液は必要です。

不安や緊張があると、唾液の分泌量は減ってしまいます。
「緊張して喉がカラカラになった。」
「つくり笑いをしたら上唇が歯にくっついてしまった。」
など、ストレスがあると唾液が少なくなることをよく経験します。

唾液が少なくなると味を感じにくくなる、ものを飲み込みにくくなる、発音が不明確になる、 口臭が強くなる、歯が悪くなる、口腔内を細菌に侵されやすくなる、 むし歯になるなど、たくさんの問題が生じます。

喫煙によっても唾液の分泌は減少します。そのため、喫煙は上記のいろいろな問題の引き金になる と考えられます。

風邪をひくなどの原因で鼻がつまり口呼吸になると、口が乾き、唾液の分泌が減少します。 口呼吸が習慣化されると、唾液の分泌は減ることになります。

唾液が減少する原因には他にも様々なものがあります。唾液腺が萎縮したり、慢性の 耳下腺炎が起こっているために唾液の分泌が損なわれることもあります。 また、睡眠薬や鼻炎などの薬の副作用で唾液の分泌が影響を受ける場合があります。

若い人は唾液の分泌が多いのですが、加齢とともに唾液の分泌は減少していきます。 あるところまで唾液の分泌が減ると、健康にも様々な影響が出始めます。

このように唾液が減少する原因には様々な原因があり、また、相互に関連していることも あるため、唾液が少なく困っている場合には医師に相談することが必要です。 問題がひどい場合には、人工唾液を使うこともあります。

唾液が少なくなったら、水分の多い献立を使って食事を食べやすくしたり、 酸味を強くして唾液が出やすいようにするなど、唾液が自然にでるような献立面の工夫をします。 よりきめ細かい対応が必要な場合には、専門の栄養士に相談するとよいでしょう。

もっとも、唾液が少なく困っている場合には、歯などいろいろな健康上の問題を 同時に抱えている場合がほとんどだと思います。食事だけではなく生活習慣全般をチェック しなおす必要があるかもしれません。


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